8月の生産者物価を品目別に見ると、農産物(マイナス11.7%)、畜産物(マイナス8.4%)、石炭および石油製品(マイナス9.5%)、化学製品(マイナス4.4%)などの価格下落が1年前と比べ目立った。韓銀の分析によれば、農畜産物の場合、昨年夏の猛暑で価格が値上がりしたことの反動があり、石炭および石油製品は原油価格の下落が影響を与えた。
7月にも同じ理由で生産者物価が下落した。細かい品目別に見ると、白菜(マイナス53.8%)、大根(マイナス66.1%)、スイカ(マイナス32.0%)、ホウレンソウ(マイナス45.9%)など農産物価格が昨年8月と比べ、大きく下落した。
DRAMは前年同期比では半値(マイナス48.1%)だが、前月比では2.5%上昇した。世界的な半導体需要低迷の影響で昨年8月以来続いていた値下がり傾向が13カ月ぶりにストップした。
生産者物価が2カ月連続でマイナスとなり、消費者物価も同じ軌道を描くと予想される。アフリカ豚コレラ(ASF)が広がり、豚肉価格は上昇局面にあるが、価格が値下がりした品目の方が多かった。韓国農水産食品流通公社(aT)によると、24日現在で国産のサムギョプサルの小売価格(冷蔵)は100グラム当たり平均で2123ウォンで、アフリカ豚コレラ発生直前の今月16日に比べ、5.2%上昇した。しかし、1年前の価格(同2130ウォン)をやや下回る水準だ。
韓銀関係者は“消費者物価が基調に沿って変動したとしても、昨年の水準が高かったため、前年比で9月の消費者物価上昇率がマイナスとなる可能性がある”と指摘した。8月の消費者物価上昇率は1965年の物価指数算出開始以来初のマイナスを記録した。
一方、韓国の行政が自作自演で環境汚染をやらかしたと暴露され炎上。
全羅南道珍島郡が海洋廃棄物問題への注目を集めるため、海岸にごみを意図的に置いてイベントを行っていたことが分かり波紋が広がっている。
珍島郡が24日に明らかにしたところによると、今月20日午後1時から5時まで、珍島郡古郡面の嘉界海水浴場で“第19回国際沿岸浄化の日”のイベントが開催された。
イベントには海洋水産部(省に相当)の文成赫(ムン・ソンヒョク)長官、全羅南道副知事、海洋環境公団、水協、漁業関係者、学生など600人以上が参加した。参加者たちは海岸のごみを2時間かけて片付けた。
しかしこのごみは珍島郡が事前に準備したものだったことが後から分かった。珍島郡がイベントを盛り上げるため、前日に周辺の海岸からプラスチックなどのごみ1トンを拾って集めておいたのだ。
住民の間からは“浄化の日のイベント前日にトラックがごみを海辺に置いていった”“美しい海辺にごみが多いように見せかけるのは常識的に考えて納得がいかない”など不満の声が上がっている。
珍島郡はごみを持ち込んだ事実を認めた上で“日々深刻化する海洋廃棄物問題を国民に知ってもらうため、プラスチックごみなどを活用した”“当日のイベント参加者たちに実際に体験してもらうという趣旨で、事前に企画されたプログラムだった”と説明した。
珍島郡は今年、昨年の2倍以上のごみを回収し、海洋水産部から“海洋廃棄物管理最優秀自治体”に選ばれていた。
文長官はフェイスブックに“イベント前に珍島郡がごみを海岸に置くという恥ずかしいことを行っていたことは非常に遺憾だ”“海洋廃棄物問題の深刻さを伝えるという意図があったとしても、そこにうそや誇張が加われば、イベントの趣旨そのものから外れ、不信と失望を招くという教訓をいま一度思い知らされた”と書き込んだ。
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