西安市のホームページと現地メディアによると、サムスン電子の姜鳳勇(カン・ボンヨン)デバイスソリューション(DS)部門副社長はワン・ハオ西安市書記ら関係者に会って追加投資の意思を明らかにした。
ワン書記はサムスン電子の投資について“サムスン電子の事業をサポートし、サムスンが愛する都市、企業の発展に寄与する都市づくりに最善を尽くす”と歓迎した。
西安工場はサムスン電子の唯一の海外メモリー半導体生産基地。サムスン電子は2017年8月、西安第2工場に第1段階として3年間に70億ドルを投資する計画だと公式発表した。第1段階の投資が来年3月に終われば、来年からは第2段階として80億ドルを追加で投資する。
西安第2工場の投資額は計150億ドルになると予想される。中国の李克強首相は10月、サムスン電子工場をサプライズ訪問し、“計150億ドルが投資される”と異例にも具体的な金額にまで言及して投資拡大を促したりもした。
サムスン電子西安半導体工場は2012年の第1期起工式から電子研究所設立(2013年)、第1世代V-NAND量産(14年)、後工程ライン完工(15年)、第2期増設(2018年)と投資が行われてきた。李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長も今年2月にここを訪問し、半導体事業を点検した。
海外メディアなどによると、姜鳳勇副社長はワン書記に会った席で“サムスン電子が2012年に西安に定着して以降、西安市委員会、市政府の支援でプロジェクト第1次生産がうまく進んだ。第2次第1段階事業も順調に進行している”とし“今回の第2段階の80億ドルプロジェクトも支障なく進行するだろう”と述べた。
財界関係者は“一種の官民協力である今回の投資が韓中関係回復の触媒として作用すると考えられる”とし“韓国と中国の経済関係がTHAAD事態以前に回復することを期待する”と話した。
このタイミングでの半導体への投資とは疑問が残る。中国への貢物と考えれば、妥当な線かもしれない。
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