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日本の「新型肺炎」支援に中国人が感動の理由!中国人が日本を尊敬する理由

中国では、地域全体の交通遮断、自宅隔離、休日延長などの措置が次々と打ち出されている。この中国の深刻な事態について、日本の報道の多くは、中国国内での感染拡大やインバウンド観光客減少、経済への悪影響を指摘している。また、実際世界各地からの“差別的言動・投稿”も多く、“悪いのは〇〇人”という反応も見られる。

しかし中国国内のメディア、とくに若者がよく使うSNSを見ると、日本を絶賛する声が非常に多いのをご存じだろうか。実は今回だけではなく、災害が発生するたびに多くの声が上がっている。今回は、なぜ災害があるときに、日本を称賛する声があがるのかを示したい。

■日本から中国に続々と支援

1つ目の理由は、異国の災害に対し、“同理心(中国語で、大変な立場に立っていることを理解していること、共感)”を持ち、黙々とできる支援をしていることだ。

“自国民を迎えに来る飛行機なのに、来るときにマスク、防護服などの支援物資をいっぱい詰めて来てくれることに感激した”といった投稿が、微博(中国のTwitter)や微信(中国のLINE)にあふれていた。日本から武漢滞在の日本人をチャーター便で迎えに行くとき、武漢への支援物資も一緒に持っていったことは多くの中国人の心を打った。自国民のことだけでなく、緊急状態に入った武漢にも救いの手を差し伸べる日本人も日本企業も多く、しかも大げさに宣伝するのでもなく支援を行った。

“こういう行動こそ日本人のすばらしい素質を表している!”と感動を集めたのだ。

例えば、新型肺炎の情報が公開されて間もなく、イトーヨーカドーは四川省成都市に80万枚のマスクを寄付した。武漢市の友好都市である大分市も支援を行った。1月27日にマスク3万個、そして29日には防護服を急遽送った。

大分市だけでなく、鳥取県、滋賀県、茨城県、北海道、秋田県、新潟県などの市では、中国にある友好都市に支援物資を寄付する行動が絶えない。

また、インバウンドにも影響が及び、しばらくは大変と思われる日本企業からも声援や寄付がなされている。そごう・西武はいち早く微博で応援メッセージを投稿した。

“小さな街/一社一社がわれわれのことを心がけてくれている”と中国人が感動し、中国外務省も“心から感謝して心に深く刻む”と発言した。

こうした災害時、緊急時の心理状態として、国外の人や組織が気に留めて、しかも行動してくれるという意識は、とても重要なことの1つであろう。

最近の注目された投稿は、一般社団法人・日本青少年育成協会が支援物資を送った際、段ボールに“山川異域、風月同天”という漢詩が書かれていたことである。

“違う地域だが、吹く風と見る月は一緒”という意味で、まさに日本の“同理心”をそのまま表していると言えるだろう。

この“同理心”に感動する理由に、一市民としてこのような災害にできることが非常に限られているのに(多くは自宅隔離とネットでの応援にとどまる)に対し、日本は不可欠な物品を直接に届けており、自分たち以上に応援ができていること、それへ感動・感謝の気持ちを表していると思われる。

■日本のような学校を作ってほしい

2つめの理由は、自然災害のとき、日本の備えそして日本人の災害対応について称賛の声が大きい。

その始まりは実は12年前の2008年5月12日発生した四川大地震だった。中でも、学校建築の耐震基準が低く、しかも手抜き工事が原因で、校舎が倒壊した。

これをきっかけに、当時有識者が地震対策に強い日本のやり方、とくに学校の耐震基準と当局の監督の厳しさを紹介したところ、“見習ってほしい”の声が多く上がった。また、2011年の東日本大震災のとき、非常に厳しい環境の中、被災地の住民たちは、きちんとして列に並んだりすることも大いに報道された。“こんな秩序がある国は本当に尊敬に値する”という見方は、近年の西日本豪雨などまで一貫している。

中国国内では格差と慣習の違いが多く、日本のような“あうんの呼吸”を作ることが難しく、人々は、災害に備えることや、発生時の対応について、日本を“なりたい姿”だと思っているのだ。

3つ目の原因は、“差別をしない人権教育がすばらしい”ということであり、今回最も高く評価されている。現在、アメリカで猛威をふるっているインフルエンザより死亡率も感染人口も低い新型肺炎がなぜ大騒ぎになったかというと、治療法がわからないという“恐怖”にあると思われる。

その反応として、人々を不安にさせ、発生地域をできるだけ遠ざけようとし、その延長線上に“〇〇人来るな”という差別言動になるのはよくある話だ。

筆者が今住んでいるアメリカでも、このようなことがよくある。アメリカで人気トークショーを持つ南アフリカ出身のTrevor Noah氏が、エボラウイルスが流行っているとき、南アフリカからアメリカに戻る飛行機で、咳を少ししただけで、乗客などに差別されていたことを話していた。

よくよく考えると、このような知らないウイルスへの恐怖を持つ心は世界共通だ。日本だと福島第一原発事故後、放射能による影響を懸念したこともその一例だろう。

■中国人が日本を尊敬する理由

恐怖と不信が広まる中、2つの日本に関する投稿が注目された。

1つは、厚生労働省の職員が、記者会見の際、(デマの拡散、人種差別に対し)“人が悪いのではなく、ウイルスが悪い”と発言した動画。もう1つは、Twitterで拡散された小学校から保護者への“新型コロナウイルスに関連した人権問題の配慮について(お願い)”のプリントの写真だった。

この“お願い”の中で、“……一方で、ニュースやネットでの情報が広がるに従い、中華人民共和国や武漢市という地域、そこに関わりのある人々へのいわれなき差別発言が懸念されます。ご家庭におかれましては、お子さんとの語らいの中で、正しい人権意識が育つようご配慮願います。”と書いており、中国のネット上では、“隣国のこの教育のすばらしさに本当に感動した”と盛り上がっている。

懐疑や忌避が主流になっている中、こうした立派な価値観と明確な発言は、とても重要であり、人々もここから多くの勇気をもらう。

しかし、当然であるが、これは日本のすべてではない。上述のTwitterの元の投稿を読むと、むしろこの学校からの“お願い”に反対・揶揄する内容であり、これへのコメントもほとんどはその揶揄への賛同であった。今中国では、少し日本熱気味で、“違う意見もある”ということは意識しきれていない。

しかし、今の若者は、親世代より、国際的であり、教育環境も成長環境も先進国に近づいているため、意識も変わりつつあると感じる。このような事実をもっと冷静に見極めたうえで、今後日本の良い点を見習いたいと思う人が増えていくだろう。

今回のような事態は、極めて悲惨であり、不安・心配・怒り・悲しみ・悔しさが中国を覆っている。一中国人として、このたびの日本から中国へのご支援に対して心よりお礼を申し上げたい。

今後、中国・日本・アジアだけではなく、世界で地域間の移動も交流も相互作用もますます深化されると、どこでも緊急事態は起こりうる。緊急事態のときにおける、日本の価値観と言動のすばらしさは賞賛されていることを心にとめておきたい。

他国から自国がどのように思われているのか、他国が何を変えようとしているかなど自国と他国の理解をもっと深めていく必要があるだろう。
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