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金正恩委員長「戦争抑止力強化に向けた軍需生産計画を承認」!2日連続で怒りまくった

北朝鮮の「労働新聞」は19日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長兼中央軍事委員長が「戦争抑止力をより一層強化するための重要問題を討議する党中央軍事委員会非公開会議」を開き、「核心的な重要軍需生産計画指標を審議・承認した」と1面で報道した。

金委員長は18日、労働党中央委本部庁舎で党中央軍事委第7期第5回拡大会議を開き、「朝鮮半島周辺に形成された軍事情勢と潜在的な軍事的脅威に備えるための主要部隊の戦略的任務と作戦動員態勢を点検」し、「中央軍事委非公開会議」を別途開いて、このように決定した。金委員長は「討議・決定された重要課題を執行するための様々な命令書に直筆署名した」と、「労働新聞」は報道した。

今回の会議は、韓米両国政府・軍当局が強行するかどうかを検討している、「8月の韓米合同軍事演習」に関する対処案を話し合うことが主な目的とみられる。これに関連し、「核心的な重要軍需生産計画指標の承認」という「労働新聞」の報道文に注目する必要がある。これに通常兵器を上回る核・大陸間弾道ミサイル(ICBM)・潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など戦略兵器の生産計画が含まれるかどうかは定かではいない。党中央軍事委第7期第4回拡大会議(「労働新聞」5月24日付1面)では「核戦争抑止力の強化」を強調したが、今回はより抽象的な「戦争抑止力」という表現に変わった。

これに先立ち、キム・ヨジョン労働党第1副部長は10日に発表した「談話」で、「米国の対(北)朝鮮敵視に対処する我々の対応能力の向上により多くの努力を傾けるべき時期」だとし、「我々を傷つけず、手出ししなければ、すべてが滞りなく進むだろう」と述べた。「8月の韓米合同軍事演習を中止せよ」という警告めいた要求に近い。

金委員長の党中央軍事委の招集は、6月23日にテレビ会議で行われた「第7期第5回予備会議」で「対南(韓国)軍事行動計画保留」を決めてから26日ぶりだ。今回の会議で「対南軍事行動計画保留」に関する後続議論が行われたかどうかは公開されなかった。様々な状況からして、“保留”状況は当分続くものと予想される。

2日連続で怒りまくった金正恩委員長、一体、何に怒っているのか?

最長で3週間以上、最短でも2週間の間隔を開けて公式活動を行っていた金正恩委員長が一昨日(18日)に続き、昨日も公の場に姿を現した。

一昨日の土曜日は平壌で開催された党中央軍事委員会拡大会議を指導するためだ。祖父・金日成主席の命日(8日)に錦繍山太陽宮殿を参拝してからまだ10日目しか経っていない。

昨日の日曜日は10月10日の労働党創建75周年までの完成を目指している平壌総合病院の建設現場を視察するためだ。金委員長の2日連続の活動は軍部隊の訓練視察と政治局会議に出席した4月10日~11日以来、約100日ぶりのことである。巷間囁かれていた健康不安はこれで完全に払拭したとも言える。

何よりも、金委員長は終始、不機嫌で怒りまくっていた。そのことは、以下の点から窺い知ることができる。

・眉間にしわを寄せ、終始険しい表情だった。

・眼光鋭く、まるで睨みつけるかのように会場を見渡していた。

・一度も原稿に目を通さず、身ぶり手振りまくし立てていた。

・時に激高するかのように早口でまくし立てていた。

・思うようにいかないことに腹を立てているのか、何度も念を押すかのように右手指で卓上を突いて、何事かを強調していた。

・会場に座っている軍人を何人かを立たせて、問いただしていた。

・拡大会議なのに演壇で発言する者は一人もいなかった。

・結局、一人で一方的にしゃべりまくり、会場を後にして行った。

音声はかき消されているため何を問題にしていたのか、何に怒りをぶつけていたのかは不明だが、会議では「新世代の軍指揮官らを我が党の革命思想で徹底的に武装させることの重要性が強調された」と報道されているところをみると、軍の規律の乱れ、即ちタガが外れていることが問題にされたようでもある。

韓国のメディアには北朝鮮の指揮官や兵士らの間で麻薬が流行り、麻薬がらみの犯罪が横行していること、腹が減った軍人が民家を襲い、略奪する事件が後を絶たないこと、動員された工事・建設現場から「脱走」する兵士が増えていること、さらに最近、脱北兵士が米国のメディアに「賄賂があれば、軍事演習をしないで済む」と賄賂次第の実情を暴露したことなどが怒りに繋がったのかもしれない。

怒りは翌日の平壌総合病院建設視察でも爆発し、朝鮮中央通信によれば、現場で責任者(平壌総合病院建設連合常務)から工事全般に関する報告を受けた金委員長は「建設に関連した経済組織事業で表れた問題点を厳しく指摘した」ようだ。

問題点として▲「今になっても建設予算を立てておらず、めちゃくちゃに経済組織事業を行っている」こと、▲「設備や資材の保障事業が政策的に脱線している」こと、そして▲「支援事業を奨励することでむしろ人民に負担をかけている」ことがやり玉に上がったようだ。

ここで指摘されている「支援事業を奨励することでむしろ人民に負担をかけている」とは日本でも一部メディアで報道されていた一般人民から「献金」という名の徴収を半ば強制的に行っていることを指しているようだ。「献金」徴収が人民の反発を買っていることは言うまでもない。

朝鮮中央通信は「金委員長が厳しく叱責した」と伝えていたが、金委員長はよほど頭に来たのか、随行した経済担当の朴奉珠国務副委員長(前総理)及び金才龍総理に対して現場責任幹部らの全員交代を指示していた。

金委員長肝いりの平壌総合病院建設の着工式が行われたのが3月17日。長引く経済制裁と「コロナ禍」の最中、人海戦術、突貫工事で進められているが、10月10日までに3か月を切った。果たして間に合うだろうか?
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