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江西省では堤防が決壊し、三峡ダムは本当に大丈夫なのか?

中国最大の淡水湖の面積が拡大 武漢の街は冠水の危機に

長江の流域で大洪水の恐れがさらに強まっている。南東部・江西省にある中国最大の淡水湖・鄱陽湖(はようこ)は7月12日、観測史上最も高い水位を記録した。

中国メディアによると、大雨と流入する水のため、鄱陽湖水域の面積は5月下旬から7月上旬までに約2000平方キロメートル拡大し(日本の琵琶湖の3倍ほどの面積)、過去10年で最大の面積になっているという。省内では堤防が決壊し、周辺が冠水する被害も出ている。当局は全省で戦時状態に入ったと警戒を強める。

南部の湖南省でも中国第2の淡水湖・洞庭湖が警戒水位を超えたほか、上海に隣接する江蘇省では、太湖が15日連続で警戒水位を超えた。南京市でも長江の水位が警戒水位を1m以上超え、街に迫っている。どこでさらなる大洪水が起きてもおかしくない状況が続いている。

中国は6月から続く豪雨により、各地で洪水や土砂崩れの被害が生じている。7月13日現在で死者・行方不明者は141人にのぼり、被災者3789万人のうち224万人が避難を余儀なくされている。中国メディアは、6月から7月12日の長江流域の平均降水量は1961年以降で最多と伝え、中国政府によると6月以来、433の川で警戒水位を超え、うち109の川でさらに限界に近い保証水位を超えたという。

新型コロナウイルス感染の中心となった湖北省は、「新たな試練に見舞われている」(中国メディア)。武漢では長江が氾濫警戒水位を超え、普段は地元の人や観光客が行き交う川沿いの遊歩道も水に浸かっている。

SNSに投稿された映像では、川の水面が人や車が行きかう道路より高くなっている場所がある。水が堤防を越えれば街が冠水する恐れがあり、土嚢を積むなどの対策に追われている。

東部・浙江省では、華東地域最大のダムで7月に入り制限水位を2m近く超えたため、初めて9つのゲートすべてを開き放水するなど、かつてない事態が起きている。

各地で軍も出動して対策にあたっていて、習近平国家主席は7月12日、「非常に厳しい状況だ」と述べ、2度目の重要指示を出して対応強化に乗り出した。

ネット上では、「2020年はいったいどうなっているんだ」と新型コロナウイルス感染拡大に続く大災害に悲鳴があがる。

三峡ダムは本当に大丈夫なのか?

特に関心が向けられるのは、長江中流域・湖北省宜昌市にある世界最大級の三峡ダムだ。

三峡ダムは、100万人以上の移住等、その社会・環境影響が当初から問題視されてきました。その建設強行の大義名分の一つとされたのが「洪水の抑制」であったのですが、今回の大雨で三峡ダムの放水量を増加させたことから、下流の武漢市付近の水害が悪化しています。しかし、それでも決壊が危惧され、貯水容量で日本最大の徳山ダムの約60倍、湖水面積で琵琶湖の1.7倍という三峡ダムが決壊した場合、下流の被害は壊滅的な大惨事となり、世界的な経済都市である上海も甚大な被害を被ると言われています。

今、中国や日本に大雨をもたらしているのは、地球温暖化による海水面の水温上昇による膨大な水蒸気の蒸発だとされます。また、今回の大雨含め近年の異常気象の原因として毎度指摘されるジェット気流の持続的な蛇行も、温暖化が原因とされます。今や温暖化は、中国のような超大国ですら揺るがしかねない脅威となっているのです。

中国メディアによると、7月12日現在で洪水の警戒水位を6.48m超えている。6月末から放水を始めているが、ダムの下流域で増水が続く上、洪水対策で放水量を抑制しているため、貯水量は増えている。放水すると下流に影響が及び、溜めれば溢れる恐れがある難しい状況だ。

三峡ダムはかねてから「変形している」「決壊するのでは」と、真偽不明の情報も含めて不安の声が上がっていた。今回も「決壊すれば遠く離れた上海も被害」「6億人が危機に」など、不安をあおる情報が飛び交う。

特に台湾メディアが“三峡ダム決壊の恐れ”を報じていることに、中国のネット上では「また台湾がフェイクニュースを流している」「私たちよりも三峡ダムに関心があるようだ」などと、否定的な見方が多い。一方で、「1000年に1度の洪水でも大丈夫だと言っていたのでは」と、ダムの状況に対する懸念も残る。

本当に巨大ダムが決壊するとは想像しづらいが、一方で、中国では何が起きてもおかしくないという恐怖もある。

中国メディアは13日、長江水利委員会が「長江の水位は、中下流域で今後数日でピークに達し、過去最高レベルになる」と予想していると伝え、警戒を呼び掛けた。

次の大災害がひたひたと近づいているかもしれないし、実は公表されている以外に恐ろしい事態が起きているかもしれない。新型コロナウイルスの対応で情報を隠蔽した中国の対応を思い起こせば、また同じようなことが繰り返されないか、という不安は消えない。

万が一のことがあれば膨大な土砂、堆積物、汚染物質が海に流れ込み、海水温も一気に変わり海流も変化し、東シナ海に甚大な影響がある。日本の受ける被害も相当のはず。

何より心配なのは流域にある原発。万万が一電源喪失で原子炉が暴走したら偏西風に乗って日本迄放射性物質が届く。中国政府は必死で隠蔽するから、我が国はあらゆる手を使って正しい情報を得る努力をしないといけない。
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