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中国潜水艦、日本近海で活動活発化の狙い!日本はいかに対応するべきかtn

かつて、中国潜水艦は、旧ソ連から輸入されたものが大半であり、数は多いものの、能力は低く、活動海域や活動日数も限定的であった。

しかしながら、1994年にロシアからキロ級潜水艦を導入したことを皮切りに、大々的な近代化を進め、活動も活発化しつつある。

2019年度の中国軍に関する米国防省報告書によれば、中国海軍は潜水艦の近代化に高い優先順位を与えている。

現在4隻の弾道ミサイル原子力潜水艦、6隻の攻撃型原子力潜水艦、そして50隻の通常動力型潜水艦を保有している。

これらの潜水艦は、対艦巡航ミサイルを搭載し、高い攻撃能力がある。

さらに、最新型の元(ユアン)級は、先進的な非大気依存動力(AIP: Air Independent Propulsion)を搭載し、長期間の潜行が可能である。その数は、2020年までに20隻となると見積もられている。

防衛省は、監視を通じて得られた日本周辺海域において活動する中国、ロシアなどの海軍艦艇、航空機の活動状況を公表している。

公表された中で、潜水艦はごく少数であるが、氷山の一角とみられる。多くの中国潜水艦が我が国周辺の海域で活動しているのは間違いない。

今回、数少ない公表された中国潜水艦と推定される国籍不明潜水艦(以後、中国潜水艦等)の活動状況を基に、その「意図」と「能力」について、考察する。

■ 中国潜水艦の活動状況

2004年の漢(ハン)級原子力潜水艦の領海侵犯以降、自衛隊が中国潜水艦と推測される潜没潜水艦を探知し、公表した事象は次のとおりである。

(1)2013年5月19日:南大東島南の接続水域内を北東進

(2)2014年3月19日:宮古島東の接続水域内を北西進

(3)2016年2月15日:対馬南東の接続水域内を南西進、日本海から東シナ海へ

(4)2018年1月10日:宮古島、大正島の接続水域を北西進、接続水域通過後浮上し、中国国旗を掲揚

(5)2020年6月18日:奄美大島、横当島の接続水域を通過北西進、東シナ海へ

防衛省は国籍不明潜水艦が6月18日午後から6月20日午前にかけて、奄美大島北東接続水域から横当島西接続水域を通過したことを公表した。

当該潜水艦に対し、「P-1」、「P-3C」哨戒機に加え艦艇3隻が警戒監視に当たったと伝えられている。

当該潜水艦は2018年1月に商(シャン)級原子力潜水艦が接続水域通過後に浮上し、国旗を掲揚した時と異なり、浮上などをしていない。

しかしながら6月23日防衛大臣は、潜水艦が中国のものと推定していることを明らかにした。

海上自衛隊対潜作戦イメージ

上記のほか、2010年4月にはキロ級2隻を含む10隻の兵力が沖縄・宮古間を通過、約10日間にわたり西太平洋で訓練を実施している。

この際、往路、復路ともにキロ級潜水艦が浮上航行している。

■ 日本領海に近づく中国潜水艦の意図

1990年代以降中国潜水艦の活動海域は、従来の沿岸地域から、西太平洋に拡大している。

その背景には、接近阻止/ 領域拒否(A2/AD:Anti-Accesses, Aria-Denial)兵力として、第1列島線と第2列島線の間で米軍兵力を阻止する役割が与えられたためと見積もられる。

「明」級や「宋」級といった旧式潜水艦は沿岸地域を、新型の「商」級原子力潜水艦や「元」級AIP潜水艦は第1列島線外といった役割分担をしている。

北海艦隊(司令部青島)および東海艦隊(司令部寧波)に所属する潜水艦が、西太平洋に進出するためには南西諸島の線を越える必要がある。

国連海洋法条約第20条の規定に基づき、潜水船その他の水中航行機器は、領海においては海面上を航行し、かつその旗を掲げなければならない。

南西諸島の海峡などで潜水艦が潜航して航行できる公海部分が含まれているのは3か所(沖縄・宮古島間、奄美大島・横当島間および大隅海峡)のみである。

沖縄・宮古島間は約150海里あり、最も広いことから、潜水艦のみならず水上艦艇の主要航行海域となっている。

今回奄美大島周辺で確認された潜水艦が太平洋に進出した際、どこを通過したかは不明であるが、帰投時に奄美大島周辺を航行したのは、沖縄・宮古島間が通過できない情勢となることを想定し、他の海域でも活動するための習熟訓練を意図していた可能性がある。

特に注目されるのは前掲活動状況の(1)、(2)および(4)である。

いずれも他に航行できる海域があるにもかかわらず、わざわざ接続水域を航行している。接続水域は、領海から12海里の海域であり、公海の一部ではあるが、衛生や関税といった分野で沿岸国の一部権利が認められる。

中国潜水艦が接続水域を潜没して航行することは国際的に認められている。

しかしながら、沿岸国を無用に刺激することを防ぐため、他に航行できる海域がある限り、接続水域の航行を避けるのが一般常識である。

それでは、なぜ中国潜水艦は接続水域内を航行したのであろうか。

その理由としては、位置測定誤差が考えられる。

潜没航行中は測位衛星からの信号を受信することができないことから、慣性航法装置を使用する。

慣性航法装置は針路、速力および予測される外力を加味し自艦位置を推定する。このため、長時間使用していると誤差が蓄積される。

接続水域内を航行しているにもかかわらず、それを認識していないというケースである。

誤差を補正するためにソーナーによる海底地形照合を行う方法があるが、正確な海底地形図を保有する必要がある。

(5)の奄美大島と横当島間を通過したケースの場合、領海侵犯を侵さずに最小幅約10キロ内を正確に航行している。

潜没航行時に高い精度の航法能力を保有していると見られ、意図せずに接続海域航行したという可能性は低いものと考えられる。

意図的に接続水域を航行したとすれば、その理由として挙げられるのは、(1)情報収集、(2)海上自衛隊の対応能力検証、(3)追尾からの離脱である。

潜水艦は対象国の監視の隙をついて、隠密裏に情報収集することができる。収集対象によっては陸岸に近づく必要があり、探知される危険性が高まる。

潜水艦にとって隠密性がその命であり、探知された場合、その能力や存在意義は低下する。探知された場所によっては、外交問題につながる可能性もある。

情報収集や、自衛隊の対応能力の検証を目的として接続水域を航行する可能性はゼロではない。しかしながら、中国潜水艦にとって、日米の兵力から継続的に追尾されることは大きな屈辱であり、あえてその危険を冒すほどの利点がある場合に限られるであろう。

一方で、防衛省の公表は、潜没潜水艦が接続水域に入ってからとなっているが、それ以前から継続して追尾していることは確実である。

沿岸海域は対潜兵力の活動を制約し、音響状況も複雑であることから、追尾から逃れようと苦し紛れに接続水域に入った可能性がある。

■ 中国潜水艦の作戦能力を検証する

2018年1月および本年6月の場合、海上自衛隊の追尾を受けつつ1日半から2日間にわたり潜没航行している。この間の速力は3ノット程度の極めて低速であったと推測される。

今年6月の潜水艦も、2日間以上潜没航行を行っていることから、長期潜没行動が可能な、「商」級SSNまたは「元(Yuan)」級AIP搭載潜水艦と見積もられる。

両事象ともに、2日間にわたり低速航行で接続水域のみを航行していることから、高い精度の潜航航行能力を保有しているものと推定できる。

一方で、2018年1月に最新の原子力潜水艦が公海上で浮上し、国旗を掲揚したことが注目される。

「商」級SSNは中国A2/AD戦略の中核兵力である。潜水艦が浮上し国旗を掲揚するということは、白旗を挙げたにも等しい。

おそらくは、長期間の追尾に疲弊し、これ以上追跡するなという意思表示として浮上し、国籍を明らかにしたというのが真実に近い。

前述のとおり、中国潜水艦は長距離巡航ミサイルを搭載している。

中国が保有する長距離巡行ミサイルは「YJ-18」および「CJ-10」である。キロ級潜水艦と同時にロシアから導入した射程約300キロの「SS-N-27」(シズラー)を参考に開発したのがYJ-18である。

CJ-10対地巡航ミサイルは射程が2000キロを超えるが、現在確認されているのは地上発射型と空中発射型のみである。

YJ-18の対地攻撃バージョンおよびCJ-10の艦上または潜水艦発射バージョンが開発される可能性は否定できない。

対地攻撃の場合、座標を入力すれば後は地形照合などの誘導装置を活用できる。射程が300キロであれば、駿河湾のはるか南方沖から東京を攻撃することができる。

CJ-10であれば、東シナ海から東京を攻撃することができる。

しかしながら、日本は既に中国の短中距離弾道ミサイルの攻撃範囲に入っている。存在を暴露しかねない対地攻撃に潜水艦を使用する必要性は低い。 

中国潜水艦の攻撃目標は日米の水上艦艇、特に米空母と見る方が自然である。

潜航中の中国潜水艦が、どのように日米艦艇の位置を把握するかという課題はあるものの、存在を把握していない中国潜水艦が日本周辺海域を遊弋し、何時でも攻撃される可能性があるという脅威認識を持つ必要がある。

■ 日本はいかに対応するべきか

中国潜水艦の意図および能力から、現時点では西太平洋への展開に係る海域などへの慣熟を実施している段階と考えられる。

海上自衛隊が、接続水域を航行中の潜水艦を継続追尾していることから、ある程度中国潜水艦の活動は確認できているのではないかと考えられる。

しかしながら、中国は約60隻の潜水艦を保有しており、同時に複数隻展開させることが可能である。

その場合、海上自衛隊の兵力だけですべてを追尾することは困難であろう。何隻かの中国潜水艦は日本周辺海域において自由に行動しているという可能性は否定できない。

駆逐艦対潜水艦の戦いに「眼下の敵」という映画がある。

この映画は第2次世界大戦中の米海軍駆逐艦とドイツ潜水艦の戦いを描いた潜水艦映画の古典ともいえるものである。

互いが知恵を絞り、能力を最大発揮し戦い、最終的には双方が沈没した。救助された口官と潜水艦の艦長は互いの健闘を称えるといった騎士道精神あふれるものである。

しかしながら、現在日本周辺で遊弋している中国潜水艦は、騎士道精神のかけらもない国益のみを最優先する危険な存在という認識が必要である。

根本的に防衛費が違いすぎる。おそらく海自の隊員の方が、練度は高いだろうがいかんせん、物量が違いすぎる。日本は他国と違い徴兵制度を採用していない。それなら防衛費を大幅に引き上げ、自衛隊員の待遇改善、兵器の新鋭化を進めるべきです。もちろん憲法改正も早急にやらなければ、自衛隊員の士気にもかかわります。
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