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アルメニアとアゼルの戦闘激化、両国は和平協議を拒否ar

 旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの間で勃発したナゴルノカラバフ地域を巡る戦闘は29日も激化の一途をたどり、双方が互いの領土内に砲撃を加える事態となった。民族紛争が全面戦争に発展する恐れが高まる中、米ロなどが自制を呼び掛けている。



ただ、両国は和平協議を拒否。アゼルバイジャンのアリエフ大統領はロシアの国営テレビに対し、協議の可能性を一蹴。アルメニアのパシニャン首相も同テレビに対し、戦闘が続く間は協議できないと述べた。


輸出用の石油や天然ガスの輸送パイプラインが通る南カフカス地域の安定が損なわれれば、資源価格に影響が出るとの懸念も高まっている。



国連の安全保障理事会は29日に開いた非公式会合で、激化する戦闘に強い懸念を表明し、武力行使を非難。国連のグテレス事務総長による紛争の即時停止要請を支持する考えを示した。


この日はアルメニアが、自国軍機がトルコのF16戦闘機によりアルメニア領空内で撃墜されたと発表。緊張が一段と高まった。



アルメニアはパイロットが死亡したとしているが、撃墜の証拠は示していない。トルコはアルメニアの主張は「完全に正しくない」として撃墜を否定。アゼルバイジャンも関与を否定している。


ナゴルノカラバフ地域を巡る対立が一段と先鋭化すれば、トルコだけでなく、ロシアも巻き込んだ地域紛争に発展する恐れがある。



ロシアはアルメニアと軍事協定を結んでいるが、同時にアゼルバイジャンとも近い関係を維持。ロシア大統領府によると、プーチン大統領はアルメニアのパシニャン首相と紛争激化後2回目となる電話会談を実施。関与する全ての国・地域に対し事態の沈静化を呼び掛けた。ロシア大統領府は、プーチン氏がアゼルバイジャンのアリエフ大統領と接触したかについては公式に明らかにしていない。


アゼルバイジャン当局によると、戦闘でこれまでに民間人12人が死亡、35人が負傷した。兵士の死亡者数、負傷者数については明らかにしていない。ナゴルノカラバフ当局によると、少なくとも兵士84人が死亡した。



アルメニア当局によると、紛争地のナゴルノカラバフから約20キロ離れたバルデニスで、アゼルバイジャンによる攻撃で民間人1人が死亡した。アゼルバイジャン防衛省は、アルメニア軍がバルデニスからアゼルバイジャンのダシュケサン地域に攻撃を加えていた主張。アルメニアはこれを否定している。


米大統領選挙の民主党候補、バイデン前副大統領は「ナゴルノカラバフを巡る紛争で死者数が急増する中、トランプ政権はアゼルバイジャンとアルメニアに対し事態の沈静化を呼び掛ける必要がある同時に、トルコなどに干渉しないよう要請する必要がある」とツイッターに投稿した。



この問題のキモは「トルコの介入をどう抑えるか」でしょう。近年、シリアやリビアの内戦、イラクのクルド人勢力への攻撃など、トルコは中東の紛争への介入を活発に行っています(無論、トルコだけが悪いのではなく、中東の場合、ロシアやイラン、米国やサウジなどによる介入も事態を深刻です)。今回は中東でなく旧ソ連圏ですが、アゼルバイジャンは国民の大多数がイスラム教徒でトルコと関係が深く、逆にアルメニアはキリスト教徒が多く19世紀末から20世紀初頭にかけ、トルコから苛烈な迫害を受けた歴史的な因縁があります。


多くの場合、紛争当事国だけでなく、様々な思惑を持って介入する国々によって、戦争や内戦は長引き犠牲者が増大します。トルコは親日国ですので、日本としてもトルコに対し、武力行使や戦争激化に加担するのではなく、和平のために動くよう、働きかけることが重要でしょう。

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