Osimiニュースへようこそ (^_^) 良い一日を

北朝鮮「艇長が銃撃を決心」または「上層部から指示」q

 北朝鮮は25日、青瓦台(韓国大統領府)に送ってきた電通文で、韓国の海洋水産部(省に相当。以下同じ)公務員Aさんを射殺した事実は認めつつも「(警備)艇長の決心の下に射撃した」と主張した。上部の指示があったという韓国側の発表を正面から否定したのだ。電通文には、北朝鮮軍がAさんを海から引き揚げもしないまま、6時間にわたって取り調べ、追跡を行った末に射殺したという韓国側の発表とは全く異なる内容も含まれていた。組織的・意図的に起こされた今回の事件を、偶発的な事件に追いやろうとする狙いがあると指摘されている。



■平壌の指示なしには射殺は不可能なのに


北朝鮮は、Aさん射殺の過程で「上層部」の指示はなかったと主張した。北朝鮮側は「われわれの軍人らは(警備)艇長の決心の下に、海上警戒勤務規定が承認した行動準則に基づいて射撃した」とした。事件当時出動した北朝鮮軍警備艇の艇長の階級は正確に把握されていないが、韓国軍の大尉クラスに当たると推定されている。これは「上部の指示でAさんを射殺した」という韓国軍当局の発表に反するものだ。韓国軍当局では、少なくとも海軍司令官クラスまで報告が上がったものとみている。


韓国の与党「共に民主党」に所属するミン・ホンチョル国防委員長は25日、MBCラジオの番組で、司会者が「海軍司令官の線で指示が下って終わったのか、もっと上まで報告があったのか」と尋ねたのに対し「こんな野蛮的な行為、本当に天人共怒な民間人射殺行為をするほどであれば、軍上部の決断や決定ではないか」と語った。



保守系野党「国民の力」所属で国会国防委員会の幹事を務める韓起鎬(ハン・ギホ)議員も前日「(北朝鮮では)勝手に殺して火で焼くことはできない。韓国よりも硬直した社会であるからには、最高のトップがやったのだろう」とし「確認はされていないが、これは平壌の指示だと思う」とコメントした。金正恩(キム・ジョンウン)の指示ということもあり得るかという質問に、韓議員は「私はそう思う」と答えた。北朝鮮は今回の通知文にて、今回の蛮行は正式な指揮系統に基づいたものという韓国側の発表を否定し、「組織的殺人」という嫌疑から脱しようとしたものとみられる。


■縄でくくって3時間引っ張り回す



ミン・ホンチョル国防委員長は「北朝鮮が韓国の公務員を発見した後、海上にてロープで縛って移動したが逃げられ、そのせいでおよそ2時間にわたり捜索作業を展開したと国防部が報告した」と明かした。北朝鮮軍はAさんを再度発見した後、1時間以上も上部の指示を待ってから銃撃を加えたという。Aさんが乗っていた浮遊物(ゴムチューブ)を縄でくくり、3時間ほど引っ張り回して逃してしまい、そのため2時間ほど捜索作業を繰り広げて見つけ出した後、射殺して遺体を焼いたのだ。


21日午前11時30分ごろ、小延坪島付近で行方不明になったAさんは、28時間後の22日午後3時30分ごろ、北朝鮮の登山串沖で発見された。28時間もゴムチューブにすがって38キロ流され、気力も尽き果てた状態だった。韓国軍当局は24日のブリーフィングで「北朝鮮側は、気力も尽き果てた行方不明者(Aさん)と距離を維持しつつ、防毒面を着用して漂流の経緯を確認した」と明かした。だが、北朝鮮軍がAさんに水を与えるなど救助活動をするどころか縄でくくって3時間引っ張り回して「水中取り調べ」をしたという非人道的な行為に対し、批判が強まっている。とりわけ、逃げたAさんを2時間も探し回ったのは「意図的な殺人」だということを立証する状況証拠だと指摘されている。


ところが北朝鮮は25日午前に送ってきた電通文で、こうした状況については言及しなかった。北朝鮮は「取り締まり命令に引き続き応じずさらに接近することから、2発の空弾(空包)を撃つと、正体不明の対象が逃走するかのような状況が起きた」とし「ここでおよそ10発の銃弾で違法侵入者に向けて射撃を行い、このときの距離は40-50メートルだった」と主張した。Aさんが西海NLL(北方限界線)を越えると通常の警告射撃を行った、という趣旨の主張だ。最初の発見から水中取り調べ、追跡、射殺、遺体損傷に至るまで、実に6時間にわたって反人倫的蛮行をほしいままに行ったという事実は巧みに隠したのだ。

Share:

0 件のコメント:

コメントを投稿

ホット動画

注目のビデオ

Popular Posts

ブログ アーカイブ

最近の投稿

ページ