フッ化水素の輸出管理強化が始まってから1年半が経過したが、2020年の日本製フッ化水素輸入量は前年比で-74%だったという。2018年から計算すれば-86%だ。この輸入量でも高性能半導体製造が可能ということは、やはり大半を横流ししてイランや北朝鮮に分け与えていたと考えるのが自然だろう。愛国心を発揮している様子が実に滑稽だ。
日本政府が韓国に対して“輸出規制”の品目として指定した半導体製造用の「フッ化水素(エッチングガス)」の昨年の輸入額が、74%以上 減少したことが明らかとなった。
日本の規制発表以降 サムスン電子・SKハイニックスなど韓国内の半導体企業は、足早に国産化への代替に成功し、“対日フッ化水素”の輸入額は2003年以降 17年ぶりに1000万ドルを下回った。
今日(25日)韓国関税庁の貿易統計によると、昨年の1年間 韓国が日本から輸入した半導体製造用フッ化水素の輸入額は、約938万ドルと集計された。
これは その1年前である2019年の約3634万ドルに比べて、74.2%も急減したことになる。
韓国が日本から半導体製造用フッ化水素を輸入した金額が、年間基準で1000万ドルを下回るのは、2003年の約783万ドル以降 17年ぶりのことである。
特に ここ4年間の輸入額の推移をみると、大幅な変化が表れている。2017年には4316万ドルであった対日フッ化水素の輸入額は、2018年に約55%増加の6686万ドルとなり、史上最高値を記録した。
しかし その1年後である2019年には、日本製フッ化水素の輸入額は約半分近くである3634万ドルまで減少し、昨年は更に70%以上減少、1000万ドル未満まで急減した。
対日フッ化水素の輸入額が急減したのは、日本政府が韓国を相手に2019年8月から電撃的に施行した「輸出規制」政策のためである。
しかし 韓国企業たちの工場でフッ化水素が生産され、半導体企業に供給され始めたことで、韓国の年間フッ化水素の輸入額も減少したことが明らかとなった。
この話はそれほど単純なものではないよ。まず韓国がフッ化水素を横流ししていたという厳然たる事実を考慮しなくてはいけない。それによりイランがウラン濃縮を急速に進めて核開発をしようとしていたと。
つまり横流し分がなくなったから、必要な分だけを輸入するようになったと考えるのが自然だ。その分量がちょうど年間1,000万ドル程度だったという話。
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