中国の国営メディアは「世界消費者権利デー」に合わせて放送した特別番組で、日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」の中国での不具合について報じました。
中国国営中央テレビが15日に放送した特別番組はインフィニティのSUV車(スポーツ用多目的車)で変速機の不具合が多発し、部品を交換しても根本的な解決に至らないと伝えました。
さらに、相談してきた客に「口止め」を試みたことも問題視しました。
この報道を受け、中国のインフィニティは所有者に謝罪するとともに特別チームを設置して対応にあたるとしています。
1991年に始まったこの特別番組は潜入取材や隠し撮りなどの手法で企業の不正を暴く内容で人気となっています。
外交関係が悪化した国の企業が対象となることもあり、批判されれば業績に大きな影響を与える可能性があります。
日産だけでなく、フォード系でも変速機の故障があると報道されている。
この番組は政治的な思惑が強いことでも知られているので、日米に仕掛けている可能性も高い。
いずれにせよ日産の海外生産比率は約85%だから、問題の車種も中国製だろう。
ちなみに、日産、2020年度の最終赤字850億円縮小の見通し。
2年続けて大幅な最終赤字に陥る見通しの日産自動車が、コスト削減などにより2020年度の最終赤字が850億円少なくなる見込みだと発表しました。
日産が発表した去年10月から12月の決算は、アメリカで販売が回復していることなどから営業損益は271億円の黒字に転じました。
2020年度1年間では最終赤字が5300億円に上る見込みですが、コスト削減の効果により従来の予想から赤字額が850億円縮小しています。
ただ、半導体が不足している影響などにより、年間の販売計画を15万台引き下げました。
ホンダも半導体不足などで販売が計画より10万台少なくなると発表していて、半導体の調達難が自動車メーカーの業績回復の足かせになっています。
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