東京五輪自転車競技・BMXレーシングに出場しているオランダの男子選手が、アクシデントに見舞われた。

練習中にコース内に侵入した審判員と衝突し、ひざを負傷した。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会はJ-CASTニュースの取材に非を認め、再発防止に努めるとした。
BMXレーシングは29、30日に有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)で行われる。男子はリオデジャネイロ五輪で金メダルに輝いたコナー・フィールズ選手(米国)が連覇を狙う。
試合を直前に控えた26日、メダル有力候補のニック・キンマン選手(オランダ)がツイッターに「これが今日起こったことです」として11秒の動画を投稿した。

試合会場で、キンマン選手ともう一人の選手がコースを疾走している様子が映っている。連続するこぶを超えた後、キンマン選手がなぜかコース上にいた人物に衝突した。
キンマン選手は「2本目の直線を渡っていたオフィシャルスタッフにぶつかってしまいました。そのスタッフが無事であることを祈っています。膝が痛いですが、木曜日には間に合うようベストを尽くします。メッセージありがとうございます」と書き込んでいる。
動画は複数の海外メディアが報じ、国内外で波紋を広げている。
米インサイダーは、「金メダルを期待されたBMXライダーが、トラックを横切って走ってきたまずいオフィシャルスタッフと衝突し、五輪が終わってしまうかもしれない」。
米ニューヨーク・ポストは、「これは確実に避けることができた怪我のひとつだ」。
ニュージーランド・ヘラルドは、「ファンの間では、なぜオフィシャルスタッフがコース上にいたのか困惑が広がっている」。
オランダ公共放送(NOS)によれば、キンマン選手は膝蓋骨を損傷し、鎮痛剤を飲んで試合に臨むと伝えている。
組織委「このような事故がおきたことは大変残念」
大会組織委員会広報部は29日、J-CASTニュースの取材に、当該スタッフは国際審判員だったと明かした。不注意によりコースに侵入してしまったという。
「事前の安全配慮は最大限行っていたが、このような事故がおきたことは大変残念であり、今後このようなことがないように、改めて国際審判員を含む関係各者による今回の件に関してのブリーフィングを実施しており、注意喚起は今後も続け、再発防止に努める」
キンマン選手は29日の準々決勝を通過し、30日の準決勝(決勝)に臨む。
とんでもない事が起きてしまいましたね。横断歩道の無い道路を横断する歩行者然で、間の抜けた話です。
この日のためにトレーニングを積んできたアスリートが、審判員の不注意で負傷するなどあってはならないこと。
再発防止というより、そもそも危険なのだから禁止事項にするべきことは明白です。
再発防止を講じるのは最低限の当たり前のことで、なぜそうなったのかきちんと経過を説明しないと納得しないでしょ。メダル候補とかもあるけど、選手生命も脅かすような事故。
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