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侍Jに示した米国代表“敬意の行動”に感動…敗れた米国のメディアは侍Jの金メダル獲得をどう報じたのか

 東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」は7日、横浜スタジアムで行われた米国との決勝に2-0で勝ち、悲願の金メダルを手にした。手に汗握る接戦を終え、米国代表の選手、監督は侍ジャパンのもとに歩み寄り、敬意を示す握手。五輪の精神を体現した感動的な光景に、ファンからは「このシーン最高!」「試合後はお互いの健闘をたたえるスポーツの美しさ」と称賛の声が上がった。



どっちに転んでもおかしくない試合だった。先発の森下暢仁投手(広島)が5回3安打無失点。その快投に応えるように、3回には村上宗隆内野手(ヤクルト)がバックスクリーン左へ飛び込む先制ソロを放った。8回には相手ミスにも乗じて1点を追加して逃げ切った。米国もチャンスは作りながら一歩及ばず。試合後には、日本側に歩み寄って握手を交わす場面も。稲葉監督とソーシア監督も指揮官同士で労った。


WBSC(世界野球ソフトボール連盟)の公式ツイッターが「リスペクト。フレンドシップ。オリンピック」とのメッセージを添え、その場面の写真を公開。ファンからは「互いにリスペクトがあってこそ良い試合になる」「ええシーンや!」「野球を愛する監督同士の素晴らしい場面」などとコメントが並んでいた。



敗れた米国のメディアは侍Jの金メダル獲得をどう報じたのか


NBCニュースは「チームUSAが日本に完封され、主催国が五輪金メダルを獲得し銀メダルに甘んじる」との見出しを取り、「5人の日本投手が6安打完封と力を合わせて五輪主催国が米国を2―0で倒した。野球一色である国が初の五輪金メダルを獲得した」と報じた。


記事は「土曜日の勝利は五輪主催国がソフトボールでも米国女子を倒して金メダルを獲得したことに続き、五輪の野球場で両方の競技を日本が支配したことを示す。彼らは週初めの月曜日にも米国に勝っていた」と、米国のお家芸であるソフトボールでも日本に敗れていたこと、今大会で米国は連敗したことを紹介。



「野球が五輪の舞台で最後に競われたのは2008年の北京五輪で、東京五輪では野球を愛する日本の主張によってソフトボールと共に五輪競技へと戻された。日本は、米国の国技(野球)に夢中の国だが、これまで侍ジャパンは、米国(2000年)、キューバ(1992年、1996年、2004年)と韓国(2008年)という金メダルのグループには入っていなかった」と続け、日本が野球競技で初めての金メダルを獲得したことを伝えた。


「2021年の五輪野球で日本が果てしなく欲してきた金メダルを獲得」との見出しを取ったのは、米スポーツ専門チャンネルのESPNだ。



記事は、「野球は日本では国教のようなもの。甲子園で知られる毎年の高校野球大会は視聴率50%以上をもたらすことができ、スター選手たちは、即座に名声を得る。米国では五輪については体操、水泳、陸上競技のスター選手に注目が集まり、野球トーナメントは付け足しのような位置にあったが、日本のファンたちは母国が金メダルを勝ち取ることを期待していた。銀メダルでは祝われなかっただろう」と米国の実情を示した上で「地元のチームがその任務を遂行した」と記した。


そして「巨大なプレッシャーに襲われる中、セ、パ両リーグがベストの選手たちを(五輪で)プレーさせるためにプロ野球の日程を中断してまでオールスターチームを作った。決勝では古参選手やマイナーリーグによる寄せ集めロスターの米国チームに2―0で勝ち、初めてとなる五輪金メダルを獲得した」と、米国チームのメンバーがベストではなかったという皮肉を込めて、日本の優勝を伝えた。



同メディアが、決勝戦のキーマンとして称えたのは5回を3安打5奪三振無失点に抑えた先発の森下暢仁(広島)だ。


「この日の日本の最大のヒーローは広島カープで成長株の23歳の先発投手、森下暢仁だった。2020年のセリーグ新人王は、右打者の目を忙しく動かした大きく伝統的なカーブボールと、動く直球、前に踏み出す足の膝を空中で一度止める投球フォームで米国打者のバランスを崩し続け、米国打線を5回無失点に抑えた」と、カーブを効果的に使ったピッチング内容を絶賛。


「プレッシャーはあったのだろうが、森下は金色のグローブを使用していた。このグローブの色は、日本中の子供の間で大人気になるだろう。実際に日本の若いスター選手たちにとって大きな一日だった」とも続け、森下に加えて、先制のソロ本塁打を放った21歳の村上宗隆(ヤクルト)や7回から8回先頭打者まで好リリーフを見せた23歳の伊藤大海(日ハム)の名前を挙げて、その活躍ぶりを報じている。



ワシントンポスト紙も、「寄せ集めでも魅力的な一団(米国)は、金メダルを追い求めわずかに及ばず」との見出しを取り、“寄せ集め”という言葉に米国代表がベストチームではなかったことを凝縮させた。


同紙は前々日のプレビュー記事でも「日本プロ野球や韓国プロ野球は2番目、3番目に優れたプロリーグとして世界で広く知られ、両リーグは五輪へトップ選手を派遣している一方、チームUSAのロスターは典型的にキャリアの初めか終わりを迎えるメジャーリーグの主流外の選手の混成となっている。トッド・フレイジャー、エドウィン・ジャクソン、スコット・カズミアーやデビッド・ロバートソンといった元MLBのオールスター選手がロスターに含まれているが、誰もこのチームをオールスターチームだと間違えることはないだろう」と皮肉っていた。



同紙が名前を出したフレイジャーは通算218本塁打をマークしている35歳。5年前にはホワイトソックスで40本塁打を放っているが、この日は、4タコに終わった。通算108勝で2007年のレイズ時代には最多奪三振タイトルを獲得している37歳のカズミアー、通算137セーブをマークしている36歳のロバートソン、37歳の14球団でプレーし通算107勝のジャクソンは決勝のマウンドに上がることはなかった。


米ヤフースポーツは、日本が決勝で米国に完封勝ちしたことを伝える記事の中で、ひとつのエピソードを紹介している。


「今週初め、日本代表の稲葉篤紀監督は彼の元チームメートに電話をかけた。米国や日本のファンは、この電話先の名前を聞いたことがあるだろう。大谷翔平だ。稲葉監督は、現役最後の2年間、二刀流選手(の大谷)が、この星で最高の野球リーグでプレーするためにエンゼルスと契約する前に共にプレーした。この日まで、彼らは連絡を取り合い、野球を愛するすべての人々のように稲葉監督も大谷のキャリアに魅せられ続けている」



そして同メディアは、稲葉監督が大谷に訊ねた要件についてこう説明した。


「大谷は、他のすべてのメジャーリーグ選手たちと共に米国にいて五輪期間中はエンゼルスでプレーしている。稲葉監督が彼に連絡を取った理由がそこにあった。大谷が彼の(米国投手に関する)スカウティングリポートを提供したかは定かではない。だが、彼の両者(日本、米国)への忠誠心を考えると。米国チームは大谷に日本の投手にどのように対応すべきか尋ねておくべきだったようだ」と、完封負けした米国チームへの皮肉を込めて伝えた。


その上で、「野球競技を五輪に戻した国が、彼らにとって初めての(野球競技での)金メダルという見返りを受けた。ただ初めてということのみならず、2020年から2021年の大会へと変更された中で、地元ファンさえも(無観客開催で)欠く中で、これが最後(のメダル)となるかもしれないのは、うれしくもあり悲しくもある感情を起こさせた」と付け加えた。同メディアが示唆したのは、再びパリ五輪から野球が除外されることだ。


だが、2028年のロス五輪で野球競技が復活する可能性もあるようで、五輪やパラリンピック競技を扱うinside the gamesは「野球もソフトボールもパリ2024で競われることはなく、次の(野球が競われる)オリンピック大会まで長く待たされる可能性がある。この競技は、ドジャースタジアムを試合会場としてすでに売り込んでいるロサンゼルス2028の米国で戻ってくる可能性が高そうだ」と報じている。


前出のワシントンポスト紙は、「野球は2024年のパリ五輪では実施されず、ロサンゼルス2028で戻ってくるという憶測の声が大きいが決定までは遠い」と紹介。その上で米国代表チームを率いた元エンゼルス監督でもあるソーシア監督のコメントを紹介している。


「野球は世界中のとても多くの国でプレーされており、成長を続けている。五輪の永続的な競技として野球を含めないことは信じ難い過失だと私は思う」


銀メダルに終わったソーシア監督が語った思いは、野球を愛する日本の総意だろう。

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