鉄道写真の撮影目的で秩父鉄道(本社・埼玉県熊谷市)の敷地に無断で立ち入ったとして、埼玉県警が今月中旬、共産党の山添拓参院議員を鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)容疑で書類送検していたことが、関係者への取材で分かった。
関係者によると、山添氏は昨年11月3日午前、同県長瀞町の秩父鉄道の線路内に許可なく立ち入った疑い。この日は電気機関車を臨時運転するイベントが開かれ、県警が鉄道ファンの悪質行為を警戒していた。山添氏は他の複数の鉄道ファンとともに線路を横切るなどしたという。
山添氏は18日、読売新聞の電話取材に応じ、「線路を渡ったということは事実であって、軽率な行為だったと反省している。今後、そうしたことはしない」と話す一方、「通行可能な道だと勘違いをしていた」と説明。「その場所は近所の人たちに踏み固められた形跡があって、道になっていた」ためだという。「電車が通っていない時に渡ったが、横断禁止だということがわかれば渡らなかった」とも述べた。
山添氏は弁護士として活動した後、2016年の参院選に東京選挙区から出馬し、初当選した。党東京都委員会のホームページなどでは、鉄道ファンの中でも特に写真撮影が好きな「撮り鉄」と自己紹介している。
正規に定められたものではないが、地元の人が利用している「勝手踏切」と言われるものがこの国にはかなり多くある。
ローカル路線だと長年問題になっており、事故がときどき起こる。
ただ、このあたりは見逃されてきた。
遮断機も警報機もない第4種踏切の危険性は以前から言われていたものの、これを機にもっと状況の悪い「勝手踏切」の現状を国土交通省は調査する必要があるのでは。
ただ、一般の人が「勝手踏切」を利用しても、警察官に注意されることはほとんどない。
一般の人なら見逃される案件であり、警察は過剰反応しすぎではないだろうか。
むしろ、警察はどうやって見つけたのかとさえ感じてしまう。これを機に全国の「勝手踏切」は閉鎖してほしい。
なお、法律上新規に踏切を作ることはほぼ不可能であり、法律と現実のはざまで黙認されてきた存在といえる。
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