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なぜ渋野日向子は「優勝できる感覚はつかめていない」と語ったのか…今回の悔しさshi

 今年の女子ゴルファー日本一を決める「日本女子オープン」は4日に栃木・烏山城CC二の丸・三の丸C(6550ヤード、パー71)で最終ラウンドが行われ、首位から出た勝みなみが通算14アンダーで逃げ切り、国内メジャー初制覇を果たした。最終ラウンドは6バーディー、1ボギーの66で回り、2位の西郷真央、上田桃子に6打差をつける圧巻の独走V。単独首位に立った第3ラウンド後に「本当に勝ちたい大会」と宣言した通りの勝ちっぷりだった。



アンダーパーで競技を終えたのは9人だけで、4日間の平均ストロークは72.8699。決勝ラウンド2日間でバーディーがわずか2個だった最難関ホールの17番(パー4)を始め、多くの選手が悪戦苦闘した難コースでマークした勝の驚異的なスコアに、「かっちゃんは一人だけ違うコースを回っていた感じ」と脱帽したのが、通算2アンダーで5位タイで終わった渋野日向子だった。


“しぶこ“の今大会の戦いをどう評価すべきか。そして彼女がホールアウト後に口にした「優勝できる感覚はつかめていない」という発言の意味とは?



渋野は第1ラウンドを3アンダーの68で回り、首位と2打差の4位と好発進に成功した。だが、台風16号の接近で1日順延された第2ラウンドは4オーバーの75をたたき、33位に後退。第3ラウンドは66の猛チャージで6位に浮上したが、最終ラウンドはスコアを2つ落として通算2アンダー。それでも順位は1つ上げて、3週連続のトップ10入りとなる5位タイで大会を終えた。


「何度かチャンスはあったけど、パットを決めることができなかった。フラストレーションが溜まるゴルフ。結局、今週も(自分は)チャンスをものにできないヤツだなと思った。4日間を通じて、安定したプレーができていない。まだ優勝できる感覚はつかめていないですね」



異例の月曜決戦となった最終ラウンドは1バーディー、3ボギーの73と不発に終わった。大勢のギャラリーの前でも、“しぶこスマイル“は曇りがち。だが、9月の「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」第1ラウンド途中から、翌週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の最終ラウンド途中まで70ホール連続ボギーなしの自己記録をマークし、今回も第3ラウンドはボギーなし。調子は確実に上向いている。


ここ3週の成績は再現性と安定性を高めるために今年に入ってから取り組んできたスイング改造の成果だろう。


渋野自身も「日替わりというか1打替わりのときもあるけど、ちょっとずつ自分がやりたいスイング、打ちたい球が打てるようになった」と及第点をつけた。



「日本女子オープン」の4日間のフェアウエーキープ率は60.71%で、パーオン率は68.05%だった。優勝した勝はフェアウエーキープ率が80.35%で、パーオン率は72.22%。


その差がそのまま成績につながったが、「振れば真っすぐ飛ばせるようになってきた。気持ち良く振れる回数も増えてきた」と手ごたえはつかんでいる。


飛距離は大ブレークした2019年とほぼ同じくらいに戻ってきた。

今大会でも第1ラウンドでは508ヤードの5番、495ヤードの14番と2つのパー5で2オンに成功し、バーディーにつなげた。ただ「1打替わり」と自虐的な表現をするように、まだ調子の波が安定しない。 



彼女が「優勝できる感覚がつかめていない」と発言した理由は、おそらくここだ。


実際、2019年11月の「大王製紙エリエールレディス」以来、優勝から2年も遠ざかっている。


実は、”しぶこ”は、ある葛藤を抱えている。「2兎を追っている」という複雑な現状だ。


今年の渋野の最大の目標は、来年の米ツアー出場権を懸けた11月29日からの最終予選会となるQシリーズである。米ツアー切符を争う8日間の長丁場で45位以内に入れば、2022年の米ツアーにツアーメンバーとして出場でき、さらに20位以内に入れば、より多くの試合に出ることができる。目の前の国内の試合とQシリーズ。試合に出る限りは、優勝を目指すのがプロの本能。もちろん、そこに全力集中しているからこそ、「優勝できる感覚をつかめていない」という優勝という2文字がコメントに出てくる。



だが、一方で、「自分の目標はやっぱり米ツアーだし、今はQシリーズなので」と最近も発言していたように、どうしても2つをてんびんにかければ気持ちの中で、Qシリーズが勝る状況。そこに葛藤がある。


渋野が師と仰ぐ石川遼も米ツアー復帰を目指し、来季の米下部ツアー出場権をかけて今月に米カリフォルニア州で行われる2次予選会(QT)に挑戦することを決めている。


その石川が最近の国内ツアーで「スイングのことばかりを考えていた」と発言したことがあった。優勝争いとは無縁の順位の試合だったが、石川に心酔する渋野が同じ葛藤を抱えていると考えても不思議ではない。それでも目に見えて進化している渋野は、その葛藤を乗り越えて国内ツアーでの復活Vを目指す。



「やるべきことをやるだけ。今回の悔しさ、というか悔しさばかりだけど、あんなこともあったな、と思える日がくるように結果を残していきたい」


渋野は8日から静岡・東名CCで行われる「スタンレーレディスゴルフトーナメント」に出場予定だ。

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