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ZOZO優勝の松山英樹マスターズの次のタイトル…「欲張りな、ばあちゃん」へ捧げた

 男子ゴルフの最新世界ランキングが24日付で発表され、同日まで千葉・アコーディア習志野CCで行われたZOZOチャンピオンシップで米ツアー通算7勝目を挙げた松山英樹は19位から12位に上がった。



2018年7月15日付のランキングで12位から16位へ下がった後では自己最高位。100位以内の日本勢は3人。金谷拓実(ヨギボー)は76位から68位へ浮上し、木下稜介(ハートランド)は72位から81位へと下がった。


松山英樹が見向きもしない“日本一決定戦”の価値 初日首位の岩田は無傷の8バーディー「63」


松山は「日本人で上位にいるのは僕しかいない。プレッシャーはあったけど、ギャラリーの応援を力に変えることができたのが大きい」



大会2日目から首位キープ。この日は折り返して10番バーディーの、同組キャメロン・トリンゲールに一時、首位の座を明け渡したが、11番バーディーで再び首位に並んだ。その後もバーディーを積み重ねて、最終18番はイーグル。終わってみれば2位に5打差をつける圧勝劇でマスターズチャンプの貫禄を見せつけた。


ZOZOは米ツアーの日本開催大会。今年は米ツアープロの多くが欠場し、国内ツアーから繰り上がりを含めて日本人選手が19人も出場した。それでも松山を除くトップ10入りは7位の金谷拓実ひとりだけ。


国内賞金ランキング1位の木下稜介は通算9オーバー66位、同3位の星野陸也は通算2オーバー39位、同5位の稲森佑貴は通算1オーバー35位。日本勢は移動疲れや時差ボケのない国内開催でありながら、タフなコース設定にお手上げ状態だったのがわかる。



評論家・菅野徳雄氏は「トップクラスの米ツアープロが不在にもかかわらず、世界との実力差をまざまざと見せつけられた。何より一打に対する執着心というか、重みが日米で大きく違う。今大会では観客にも緊張が伝わる気迫のこもったプレーが随所で見られたが、日本ツアーでは、まずない。そこそこ賞金を稼いでよしとするサラリーマン感覚のプロが多い日本ツアーと、勝つか負けるかで人生が大きく変わる米ツアープロの必死さの違いが出た大会だった」


大会のスケールも大きく違う。国内での最高優勝賞金額は日本オープンの4200万円。だが、勝った松山は1億9700万円を手にした。ざっと4倍以上の開きがある。


期間中は1日5000人の入場制限を設けたが、連日多くの観客が詰めかけた。しかも1日券は木・金曜が1万8500円、土曜2万1500円、日曜2万5000円と高額にもかかわらず飛ぶように売れた。日本ツアーでは考えられない金額であり、チケット収入だけで3億円を超える。さらに、高額の5万8000円プレミアム入場券が完売したという。



初日から大会を盛り上げる松山のプレーは、高いカネを払ってでも見たいというファンの心理がよくわかる。


会場は米ツアープロには珍しい2グリーン制だが、PGAツアーは5番パー3のグリーンを交互に使うなど、柔軟な発想もあった。


菅野氏は「日本のようにグリーンに乗ったらバーディーという安易な設定ではなく、グリーンのスピードや硬さ、ピン位置が念入りに計算されていた。試合をリードしても守りに入ったら勝てず、ピンを最後まで攻めさせる。観客さえもハラハラさせる仕様だった。スタッフのレベルも日米では大きく違うのがわかる」



米ツアーのすごさと同時に、日本ツアーのお粗末さを露呈する大会だった。


「欲張りな、ばあちゃん」へ松山英樹が捧げたマスターズの次のタイトル


ロープサイドで列をなした母国のファン、遠征をともにするサポートスタッフ、そして、彼にはもうひとり「ZOZOチャンピオンシップ」のタイトルを捧げたかった人がいた。


9月初旬、PGAツアーの昨シーズンになるプレーオフ最終戦「ツアー選手権」を終えた直後、松山英樹のもとには悲報が届いた。愛媛県内に住む母方の祖母が急死したという。89歳だった。



中学1年の終わりまで愛媛で育った松山は、近所に住む祖母にも幼少期から大いに面倒を見てもらった。「小さいころから自分のゴルフを応援してくれていた。実家に帰るたびに『体に気を付けなさい』といつも気にしてくれて」。高知の明徳義塾中高、宮城・東北福祉大に進学、プロ入りしてからも、帰省すれば元気に顔を合わせていただけに「とても現実のことではないような気がした」と呆然とした。


「マスターズ」を制した4月に帰国した際、松山は夫人や愛娘、両親をはじめとした家族みんなにグリーンジャケットに袖を通してもらった。もちろん、祖母にも。


「グリーンジャケットを着せられたのは良かった。でも、姉の話では『私はまだまだ、こんなもんじゃ満足せんよ。だから長生きするんだ』って言っていたそう。『欲張りな、ばあちゃんやなあ』と思っていたのに…」



訃報の翌週、「フォーティネット選手権」で始まった今季は、「アメリカでしっかり練習をして、早く勝つことが恩返しになると考えた」という決意を持って迎えた9年目のシーズンだった。圧巻のイーグルフィニッシュで決めた「マスターズ」の次の勝利。これまで披露してきたどのガッツポーズよりも、突き上げた拳は天高かった。

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