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鳥取県で胃痛や嘔吐「アニサキス」食中毒…新鮮なイカや青魚には一定数必ずアニサキスが寄生していますan

 寄生する魚介類を食べた場合、激しい腹痛や吐き気に襲われる、寄生虫「アニサキス」による食中毒。



鳥取県内では昨年の倍以上のペースで確認されています。相次いでいる理由とは?


鳥取県の米子保健所によりますと10日、米子市内の医療機関からアニサキスによる食中毒患者を診察したと連絡が入りました。


患者は、米子市に住む50代の男性で、8日夜、市内のスーパーで買ったイワシまたはトビウオの刺身を食べたところ、胃痛や嘔吐などの症状が出たということです。


また倉吉市内でも、11日にスーパーで買った刺身用イワシを食べた男性が胃痛や嘔吐などの症状を訴え、アニサキスによる食中毒と判断されました。


このほか米子市では3月にも、飲食店で生の魚介類などを食べた神戸市に住む女性(50代)が、翌日に胃痛や嘔吐などの症状を発症。


この患者からアニサキスが摘出され、診察した医師から届け出がありました。

 

アニサキスは体長およそ2~3センチ。


サバやサンマ、イワシ、イカなどに寄生する寄生虫で、食べると激しい腹痛や吐き気、嘔吐などが起きます。


鳥取県内でのアニサキス食中毒は、2021年は年間7件でしたが、今年は5月16日時点ですでに9件が確認されています。


なぜ鳥取県内で「アニサキス」による食中毒が相次いでいるのでしょうか。


実は、鳥取県境港市の境港では今年に入り、マイワシの豊漁が続いています。


2022年1月~4月のマイワシ水揚げの累計は2万5000トン。これは昨年の同じ時期に比べて倍以上という豊漁です。


そのため、県内のスーパーの鮮魚コーナーには、獲れたてのイワシが格安で並ぶ日も少なくありません。


鳥取県水産試験場 担当者


「マイワシの豊漁が続き、供給量が増えています。様々なものが値上がりするなかで、イワシは安くておいしい庶民の味方なので、イワシを食べる機会が増えていることが考えられます」


米子保健所によりますと、鳥取県内で今年確認されたアニサキス食中毒9件のうち、4件がイワシによるものだと考えられているといいます。


保健所では、魚は加熱したり、内臓は除去し、しっかり洗ったりすることが重要としています。


イワシのように身が柔らかく、内臓も傷つきやすい魚を網で一度に大量に獲るような方法では、下敷きになった魚は内臓が潰されるような状態となり、その結果、内臓から筋肉にアニサキスが移行しやすくなるともいえます。豊漁であればなおさらでしょう。

生で食べる場合にはウロコがしっかり残っているものを選ぶ、店頭で刺身用におろされたものを買うなどの対応が必要でしょう。それでも、アニサキスのリスクはありますので、万全を期すためには一度冷凍し、寄生虫を殺してしまうことが必須です。


新鮮なイカや青魚には一定数必ずアニサキスが寄生しています。どんなに気をつけてもスーパーなどで見落としを皆無にすることはなかなか現実的では無い。そして、業者が刺身用として販売していても、捌いて切り身にしてない場合は感染しても責任を問われることはありません。


つまり、アニサキス症でいちいちスーパーを営業停止に追い込んでいては消費者のために切り身を提供するスーパーは居なくなってしまうでしょう。彼らはリスクを負って切り身を提供しているのです。


ごく僅かなアナフィラキシーなどの例外を除いて内視鏡で速やかに治癒するアニサキス症、私も経験があり辛さもよく分かるが、この感染症に関しては処理した人間を強く責め立てるのは少し違うと思う。

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